結婚式はお祝いの華やかな場である一方で、
参列者の服装や立ち居振る舞いが厳しく見られる場でもあります。
特に芸能人は注目度が高いため、
服装の選び方や態度がSNSで拡散され、
「非常識だ」と炎上してしまうことも少なくありません。
実際にこれまでにも、
芸能人の結婚式での服装やマナーが原因で批判を浴びたケースがありました。
今回はそうしたエピソードを紹介しつつ、
私たち一般人が結婚式に参列するときに気をつけたいマナーを整理していきます。
芸能人の結婚式で炎上が起きる理由
芸能人はSNSで注目されやすい
芸能人は人に見られることを仕事にしている分、
一般の人以上に模範になるような行動が求められます。
特に最近ではSNSの普及により、
プライベートでのちょっとした振る舞いもすぐに拡散されてしまう時代です。
結婚式の服装や態度が批判の対象になりやすいのは、
この「拡散力」の影響が大きいといえるでしょう。
結婚式は「華やかさ」と「マナー」のバランスが難しい
結婚式は新郎新婦の人生の新たな門出を祝う特別なセレモニーです。
場を華やかに彩る雰囲気は必要ですが、
主役よりも目立たないことが何より大切なマナーです。
おしゃれを楽しみたい気持ちを持つことは自然なことです。
しかし、新婦より派手になれば、「非常識」と見られてしまいます。
この「華やかさ」と「控えめさ」のボーダーラインが難しく、
多くの人が迷うポイントでしょう。
結婚式で炎上した芸能人エピソード
では実際に、
過去に結婚式の服装で炎上してしまった芸能人を見ていきましょう。
辻希美さん
タレントの辻希美さんは、ママタレントとして人気がある一方で、
何度も炎上の話題になってきました。
その一つが、モーニング娘。の元メンバー、
後藤真希さんの結婚式に出席したときの服装です。
辻さんが選んだのは「白のミニワンピース」。
結婚式では花嫁の衣装とかぶる白は避けるのがマナーですが、
それを無視してしまったため「常識がない」と批判を浴びました。
さらにファーベストを合わせていたことも問題になりました。
理由は、動物の毛を使うファーは「殺生」を連想させるほか、
毛が抜け落ちることから「縁起が悪い」とされ、
結婚式ではNGとされているからです。
また、毛が落ちて食事や他の参列者の衣装を汚す可能性もあり、
マナー違反と受け取られました。

引用元:のんピース
実は辻さん、藤本美貴さんの結婚式でも白ドレスを着用していて、
ネット上では「安定の辻ちゃん」「誰か注意してあげて」と再び批判の声が上がりました。
大谷映美里さん
アイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」の大谷映美里さんも、
結婚式での服装が炎上した一人です。
友人の結婚式に参列した際、
白いワンピースに見える服装を着ていたことが問題視されました。
友達の結婚式へ…🎀♡ pic.twitter.com/nn8p1c0OG9
— 大谷 映美里 (@otani_emiri) December 6, 2024
SNSでは「花嫁と色がかぶっている」「配慮に欠ける」と批判が殺到。
大谷さんは後日、自身のX(旧Twitter)で、
「実際は薄いピンクのワンピースだったが、
写真では白っぽく映ってしまった。配慮不足でした」と謝罪しました。
このエピソードからも分かるように、
芸能人の結婚式の服装は実際の色や意図にかかわらず、
見た目の印象だけで炎上してしまうことがあります。
私たちも気をつけたい!結婚式のNGマナー
芸能人の結婚式服装が炎上するのは、
決して特別なことではありません。
私たち一般人も結婚式に招待される立場として、
気づかないうちにマナー違反をしてしまう可能性があります。
大切なのは「主役である新郎新婦より目立たないこと」です。
ここでは参列時に気をつけたいポイントを整理しました。
服装の注意点

引用元:結婚styleMagazine
結婚式で最も注意すべきは服装です。
花嫁の象徴である「白」はもちろん、
見え方によっては白に見えるオフホワイトやベージュも避けるのが無難です。
男性は黒やネイビーのダークスーツに白シャツが基本。
ボタンダウンや半袖シャツはカジュアルすぎるため控え、
ネクタイは光沢を抑えた落ち着いた色を選びましょう。
黒は弔事を連想させ、アニマル柄は殺生を思わせるためNGです。
女性は膝丈のワンピースや落ち着いた色合いのドレスが最適です。
露出が多いデザインは避け、ノースリーブなら羽織を合わせましょう。
また、派手なアクセサリーは避けて、控えめなものにします。
※参考・Wedding News
態度やふるまい(遅刻・SNS投稿・飲酒マナーなど)
結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の大切な日です。
開始時間に遅れて到着するのはもちろん厳禁。
披露宴中に撮影した写真を無断でSNSに投稿するのも、
他の参列者のプライバシーを侵害するため避けたほうがいいでしょう。
また、お酒が出る場だからこそ飲みすぎには注意が必要です。
大声を出したり、新郎新婦や親族に絡むような態度は絶対に避けるべきです。
ご祝儀や立ち居振る舞いの配慮
ご祝儀は新札を包み、金額は奇数にするのが基本です。
(※参考・結婚styleMagazine)
御祝儀袋はふくさに包んで持参し、
金額に迷ったときは事前に相場を調べましょう。
さらに、披露宴での席次や言葉遣いにも注意が必要です。
参列者の振る舞いは新郎新婦の人柄を映すともいわれ、
そして結婚式の出来事は、思い出として一生言われ続けます。
「祝う場にふさわしい行動かどうか」を常に意識し、
主役や親族への配慮を忘れないようにしましょう。
お葬式のマナーについては、こちらの記事にまとめています。

まとめ・芸能人の炎上から学ぶ、結婚式でのマナー
芸能人の結婚式服装が炎上した事例は、
私たち一般人にとっても決して無関係ではありません。
辻希美さんや大谷映美里さんの例が示すように、
服装や態度ひとつで「非常識」と受け止められ、
批判の対象になってしまうことがあるのです。
しかし、基本的なマナーを押さえておけば大きな失敗は避けられます。
「花嫁より目立たない服装」「場の空気を壊さないふるまい」
「ご祝儀や立ち居振る舞いの配慮」など、
ちょっとした気遣いが新郎新婦を心から祝う姿勢につながります。
芸能人の炎上エピソードを反面教師に、
結婚式を新郎新婦にとっても参列者にとっても素敵な思い出にできるよう、
正しいマナーを意識して参列したいですね。