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【2025年】過去の甲子園辞退校と広陵高校の処分を比較

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今年も暑い夏がやってきました!「全国高校野球選手権」。
選手たちの奮闘に今年も感動をもらえることは間違いないでしょう。

しかし、今年の甲子園はすでに場外戦がはじまっています。それは広島県代表・広陵高校に暴力事件が発覚し、
世間から「出場を辞退するべき」と厳しい声があがっているためです。

そこで、過去に甲子園を出場辞退した高校を調べ、広陵高校の例と比較しました。

目次

過去に甲子園を出場辞退した高校一覧と理由

過去に甲子園出場を辞退した高校一覧

ここでは、これまでに春のセンバツ・夏の全国大会で甲子園を辞退した高校と、その理由を紹介します。

高校名辞退した理由
1922年新潟商業(新潟)4番投手が発熱し、やむなく棄権
1935年浪花商(大阪)兄弟校・浪花高校の設立をめぐるトラブルと、不審火が原因
1939年帝京商業(現・帝京。東京)高校生と偽って、未登録の小学生をベンチ入りさせたことが発覚
1939年日大三(東京)未登録選手をベンチ入りさせていたため
1952年門司東(福岡)野球部員の試験免除問題が明るみになったため
1958年浪花商(大阪)生徒による恐喝事件
1965年高知商(高知)野球部員による暴行が発覚
1967年津山商(岡山)元野球部員による婦女暴行事件
1971年北海(北海道)元サッカー部員による暴行が問題に。
1975年門司工(福岡)同校の生徒が婦女暴行を起こしたため
1984年函館有斗(北海道)マネージャーがひき逃げ事故を起こしたことが原因
1987年東海大浦安(千葉)引退した3年生部員が暴行を起こしたため
1992年神戸弘陵(兵庫)野球部員の喫煙が発覚。
2000年敦賀気比(福井)野球部員の無免許運転が問題に。
2005年明徳義塾(高知)部員による暴力と喫煙が発覚。
2006年駒大苫小牧(北海道)引退した3年生部員の飲酒と喫煙が原因。
2021年宮崎商(宮崎)新型コロナ感染により辞退。
2021年東北学院(宮城)新型コロナ感染の影響で出場できず
2022年京都国際(京都)同じく新型コロナ感染で辞退。

高校野球で出場辞退が決定する理由とは?

ここ数年の事例を見ると、最大の理由は新型コロナウイルスの感染です。
2020年には、春と夏の大会がどちらも中止になるほど深刻な状況でした。

甲子園を目指して小さい頃から努力を重ねてきた選手たちにとって、この現実は本当に辛いことだったと思います。

過去の名門校にも辞退事例があった

また、高校野球には、技術の向上だけではなく、健全な心と体を育てるという大切な目的があります。
そのため、特に暴力や喫煙などといった素行不良には厳しい処分が下ることが多く、発覚した場合は辞退せざるを得ないケースはめずらしくありません。過去には名門校である明徳義塾や北海高校なども暴力事件が原因で出場を辞退していることも分かります。

こうした背景を踏まえると、今回の広陵高校の場合はどんな判断が下されるのか気になりますね。
次の章では、広陵高校の紹介と今回の暴行事件について書いてきます。

渦中の広陵高校野球部とは?

プロ野球OBを多数輩出する甲子園常連校

今回、話題の中心となっている広陵高校は、広島市にある私立高校です。
過去には、阪神の元監督である金本知憲や、広島カープの中村奨成など、数多くのプロ野球選手を輩出してきました。
まさに、甲子園ではおなじみの強豪校として知られています

2025年に起きた不祥事の経緯は?

ここからは、現在問題となっている広陵高校の不祥事について、時系列で整理します。

  2025年1月 

  • 1年生の野球部員A・Bがカップラーメンを食べ、上級生にバレる。
  • 口止め料として衣類購入のための金銭を要求される
  • 後日聞き取りと称し呼び出され、上級生から2日に渡って殴る蹴るの暴行、性的いじめを受ける
  • Aは監督に報告も、「高野連に報告することで対外試合に出られなくなってもいいのか
    事実を隠ぺいされようとした。
  • しかしAの保護者が再告発して事件が明るみになる。その後Aは転校を余儀なくされる

    2025年3月
  • 広陵高校側が高野連に報告し厳重注意を受ける。学校側は「指導の一環」と説明。
    この時点で事態は収束したかに見えた

    2025年7月 
  • Aの保護者が警察に被害届を提出

    2025年8月
  • Aの保護者のSNSが拡散されたことにより問題が再燃
  • 広陵高校は「3月に処分を受けたことから甲子園出場は問題ない
    今後も再発防止と人間的成長に寄与する教育を徹底する」と発表

しかし、広陵高校が出場を辞退せず、「厳重注意」のみだったこと、また、暴力をおこした当該人物の中にベンチ入りしていたメンバーがいたことから、「処分が軽すぎる」という批判が世間で相次いでいます。

広陵高校はなぜ「厳重注意」で済んだのか?

過去の辞退校との処分の違い


過去には、暴行事件などを理由に甲子園出場を辞退した高校が数多くありましたが、広陵高校は「厳重注意」という処分で、そのまま出場を続けています。
この大きな差は、いったいどこから生まれたのでしょうか?

処分基準があいまいな背景と広陵の影響力

厳重注意にとどまった理由は、主に2つ考えられます。一つ目は広陵高校側の対応スピードです。暴行を行った選手をすみやかに謹慎させ、さらに高野連へ迅速に報告しました。こうした素早い対応が評価された可能性があります。
二つ目は広陵高校という学校の影響力でしょう。甲子園の常連校という実績もあることから、再びマウンドに立つ姿を見るのを楽しみにしている甲子園ファンも少なくありません。名門校としての知名度や、周囲からの期待が、辞退を避ける判断に影響したと考えられます。

さらに見逃せないのが、広陵高校の校長が広島県の高野連の副会長とのこと。この力関係も少なからず、処分が軽くなった背景の一つなのではないでしょうか。



ただ、過去の対応と比べると、その基準はとても曖昧なため、広陵高校に対して、より厳しい処分を求める署名活動まで起きる事態に発展しています。

特に現在はSNSの影響力が大きく、該当選手の顔写真が拡散されており、「デジタルタトゥー」として残る懸念まで出ています。
こうした状況を、高野連がいつまでも見過ごすことはできないでしょう。

広陵高校が甲子園を辞退する可能性は?

現時点では、広陵高校は甲子園に出場する予定です。開会式にも出席しています。
その理由は、3月に高野連からの処分が確定しており、ルール上、出場には問題がないと判断されたためです。

ただし、大会期間中に新たな問題が発覚した場合、途中で辞退する可能性はゼロではないため、今後の動きにも注目が集まっています

まとめ

今回の記事では、甲子園の出場辞退について過去の事例と広陵高校のケースを紹介しました。
最後に、要点を簡単に振り返ります。

  • 出場辞退の理由は「部員の不祥事」「暴力・いじめ」「飲酒・喫煙」など
  • 過去には明徳義塾や北海など、名門校が辞退したケースがある
  • 広陵高校では2025年、選手への暴行や金銭要求があったとされる
  • 学校は加害生徒を謹慎処分とし、高野連からは「厳重注意」
  • 広陵高校は辞退せず、甲子園に出場予定
  • 過去の名門校と比べると処分が甘く、「処分の基準の線引きがあいまい」と問題視されている

こうして見ると、広陵高校の対応は過去の事例と比べても異例だといえるでしょう。
特にSNSの影響力が大きい昨今、高校野球には再発防止策や処分基準の明確化といった、新たな課題が突きつけられています。

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この記事を書いた人

はじめまして!子育て中の主婦ぴょこたと申します!
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