学歴詐称疑惑が大きな問題となり、辞職に追い込まれた静岡県伊東市の田久保真紀市長。
そんな田久保市長が実は10年越しの「うた☆プリ」の大ファンであることを公言していることをご存じですか?
この記事では田久保市長の経歴や、歴10年以上という推し活について調査しました。
伊東市長・田久保真紀の経歴は?
静岡県伊東市の市長として注目を集めた田久保真紀さん。
「推し活」への親しみやすい姿勢が話題になる一方で、学歴詐称の疑いが報道され、市長の辞職を表明したことが大きな反響を呼んでいます。
市長就任までの経歴とプロフィール
はじめに、田久保真紀市長の経歴をおさらいします。
名前 | 田久保真紀(たくぼまき) |
生年月日 | 1970年2月3日(55歳) |
出生地 | 千葉県船橋市 |
出身校 | 静岡県立伊藤城ケ崎高等学校 東洋大学法学部(除籍) |
田久保真紀さんは千葉県船橋市で生まれ、中学3年生のときに静岡県伊東市へ引っ越してきました。地元の高校を卒業したあと、東洋大学に進学しますが、途中で除籍となります。
その後はバイク便のライダーとして働いたり、会社員としての経験を積んだあと、伊東市に戻ってカフェをオープン。地域とのつながりを深めながら、2019年からは市議会議員として6年間活動し、2025年に伊東市長に就任しました。
現職の小野市長に約2万票もの差をつけて勝利した背景には、「市民の声をしっかり受け止めたい」という強い思いがあったようです。
伊東市の市議会議員になる前は、市民運動に積極的に関わっていて、メガソーラー建設に反対する団体の代表を務めていた経歴もあります。
ずっと住民の立場に寄り添って行動してきた姿勢が、多くの人の共感を呼び、「この人なら伊東市に新しい風を吹き込んでくれそう」といった期待につながったのかもしれません。
当選が決まり、午後10時半すぎ、JR伊東駅前の選挙事務所に現れた田久保さんは「市民の方の勝利。(伊東市政の)今までの流れに対する『ノー』だと思っている」と語り、中止を掲げた新図書館整備については「『中止』と訴えて勝ったので、それが民意。民意に沿った形にしていきたい」と述べた。
引用元:東京新聞
学歴詐称疑惑と辞職の詳細は?
以前から田久保真紀市長のプロフィールに記載されていた「東洋大学法学部経営法学科卒業」という学歴に対し、
実際は「中退どころか除籍だった」と匿名の投書によって明らかにされたことで問題になり、真偽の対象となりました。
その結果、2025年7月7日には、全会一致で辞職勧告決議が可決される事態に発展。
田久保真紀さん本人も同日の夜に記者会見を開き、辞職を決意。しかし、「出直し市長選挙に立候補する」とも明かしていて、完全な引退ではないことも話題になりました。
炎上の要因は学歴だけでなく、次から紹介する「記者会見での服装」にもあったことがわかっています。
続いては、田久保真紀さんの「ガチオタ」ぶりが垣間見える推し活について紹介していきます。
市長なのにガチオタ?!
田久保市長は、自身のSNSを通じて「推し」への愛を公言していました。
「10年越しの推し」とつづっているお相手は、人気ゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪」のキャラクター、
「一ノ瀬トキヤ」です。田久保市長が紫色のものを好んで身に着けるのは、一ノ瀬トキヤのイメージカラーの影響と思われます。

引用元:X
Instagramにも、一ノ瀬トキヤの誕生日を祝うためのケーキ写真やグッズの収集記録などがぎっしり。誕生日には早めに仕事を切り上げ、劇場版ライブを見に行くこともあったようです。

引用元:Instagram
初期グッズや歴代イベントアイテムなども所狭しと並べられ、ファンとの交流もあったようです。自らを「歴戦のオタク」と公言するほどの熱量です!

推し活グッズは議員控室のデスクにまでお供したようですが、証拠の写真を写真を調べることはできませんでした。
好きなものに囲まれて過ごしたい気持ちには共感できます。
ピンクのジャケットは推しカラー?田久保市長のファッションとは
辞職を表明した田久保市長が注目を集めたのは、記者会見の内容だけではなく、その時に着用していた「ピンクのジャケット」や、翌日の登庁ファッションも大きな話題となりました。
記者会見で着用していた“ピンクジャケット”も、ネット上で特定されたアイテムの商品説明では《ライラック》と表記されており、薄紫を帯びた色味。これも“推しカラー”を意識していた可能性が高い。
引用元:ヤフーニュース
また、会見の翌日、田久保真紀さんは再び注目を集めました。その理由は、出勤時のファッションスタイルです。紫のリュックに薄紫色のハンドバッグで登場したそうです。紫色のリュックはこちらと思われます。
ハンドバッグはおそらくインスタにあげていたこちらの「推しごとバッグ」でしょう。

引用元:Instagram
ファッションの裏には、田久保さんならではの「推しカラー」を身に着けていたのでしょう。常日頃身に着けることによって、自らのモチベーションをあげていたのでしょうね。
SNSの反応は?
田久保市長の「推し活」は大きな反響を呼びました。
とくにSNSでは「ガチすぎる」といった好意的な声から、「謝罪の場で推し活するな」といった批判まで、賛否が入り混じっている状態です。
公人としての推し活はあり?なし?
田久保市長は、批判を浴びている最中でも「一ノ瀬トキヤ推し」であることを一切隠しませんでいた。むしろ推しの誕生日を祝ったり、集めたグッズを披露したりと、日常生活の中に自然に「推し」を取り入れた生活を送っています。
たとえ批判されていたとしても、「自分の好きなものはずっと大切にしていきたい」という一貫した姿勢は共感できますし、親近感もわいてきますね。
しかし、今回のように学歴詐称という嘘をついていることから、時を場所をわきまえた装いを考えることは大事だと思います。
田久保市長の推し活から考えたこと
田久保市長の推し活は、好きなものを「好き」と堂々と伝えることに対して、私達はどう向き合うのかを考えさせる出来事でした。
誰かや何かを応援する気持ちが個人の支えになるだけでなく、公の立場にある人がその想いを公表することに対して、社会がどう受け止めるか。
「推し活」には、そんなふうに価値観そのものを揺さぶる力があるのだと、改めて感じさせてくれました。
コメント