元自衛官というちょっと珍しい経歴を持ちながら、明るい笑顔でお茶の間を和ませているお笑い芸人のやす子さん。
でも、その笑顔の裏には、実は切ない過去が隠されているんです。
今回は、やす子さんの性格をつくった壮絶なエピソードと、心に響く将来の夢についてお話しします。
やす子さんの性格と生い立ちをチェック
「はいー!」の明るい声でおなじみのやす子さん。
今ではテレビにCMに引っ張りだこで、お茶の間を笑顔にする人気者ですよね。
そんなやす子さんの性格や生い立ちを、あらためて見ていきましょう!
真面目で一生懸命
番組に出演している時のやす子さんは、どんな質問にも真面目に答えようとする姿が印象的です。
一生懸命な姿を見ていると、思わず応援したくなってしまいますよね。
時には茶化されて戸惑ったり、アドリブがきかないところも誠実な性格ならでは。
「今、仕事があるのはありがたいこと」と話し、マネージャーさんに「どんどん仕事を入れてください」
とお願いしているそうですよ。それだけ仕事に前向きなんです。
優しい人柄
やす子さんといえば、やっぱり優しい人柄です。
テレビで話す姿からも優しさがにじみ出ていますが、特に印象的なのは、保護猫のアビシちゃんを迎え入れた時でしょう。その様子はやす子さんのYouTubeで見られます。
大切にお世話をしながらお互いに絆を深めていく様子に、心が温まりますね。
さらに、やす子さんのX(旧Twitter)を見ていると、悩んでいる人や元気が出ない人に寄り添う投稿がたくさんあります。
筆者も含め、優しい言葉に救われている人は多く、「励まされた」「泣きそうになった」という声もたくさんあります。
元自衛官という異色の経歴
やす子さんの魅力を語るうえで外せないのが、元自衛官という異色の経歴です。
今も即応予備自衛官として登録していて、災害時には現場で力になれるよう準備しているそうですよ。
地震などの災害が起きたときにはSNSで避難を呼びかけたり、自衛官時代に培ったスキルを活かして防災術を発信してくれています。
こうした発信で、防災を身近に感じられる人も多いはずです。
さらに、射撃の腕前もすごいんです。YouTubeを見ればその実力に驚きますよ!
普段のほんわかした雰囲気からは想像できない、このギャップもやす子さんの大きな魅力ではないでしょうか。

引用元:YouTube
そんなやす子さんですが、明るい性格の裏には切ない過去が隠れていました。
実は、今の性格をつくったのは3つの悲しい出来事だったんです。
次の章で、その理由を詳しく見ていきましょう。
やす子さんの笑顔の裏に隠された切ない生い立ち
やす子さんの明るい笑顔。その裏には、誰もが驚くような切ない過去がありました。
ここでは、やす子さんの性格をつくった3つの出来事を順番に見ていきます。
幼少期は極貧生活
まず一つ目に、やす子さんは幼少期に極貧生活を送っていたことがあげられます。
以下に詳細を説明します。
①2歳の時に両親が離婚
やす子さんは山口県宇部市の出身で、2歳のときに両親が離婚。
母親に引き取られ、5歳下の妹と3人で暮らし始めました。
お母さんは必死に働きながら子どもたちを育てていましたが、生活は本当に苦しかったそうです。
洗濯機やテレビといった、今なら当たり前にあるものすらない日々。
その話を聞くだけで、どれほど大変だったか想像できますよね。
②給食やパンの耳でつないだ命
中学生になると、さらに厳しい現実が待っていました。
生活費が底をつき、食べるものに困る日が続いたのです。
そんな中で、やす子さんの一日の食事は給食だけの時もあったのです・・・。
だから、給食当番を率先して引き受けて、余ったパンや牛乳を持ち帰り、妹と分け合って食べていたそうです。
でも、夏休みなど給食がない時期はもっと大変。
二人でスーパーへ行き、食パンの耳を買ってしのいだといいます。
幼い子どもがお腹を空かせて必死に生きようとする姿を想像するだけで胸が痛んで、涙が出ます。
きっとお母さんも、子どもたちに悲しい思いをさせたくないと必死だったはずです・・・。
児童養護施設での生活
次に、やす子さんは18歳まで児童養護施設で暮らしました。
きっかけは、中学時代に起きた交通事故。
生死をさまようほどの大けがを負い、治療費が高額で、母親との関係もぎくしゃくしてしまったそうです。
そこで、やす子さんは自ら「保護してほしい」と申し出て、施設に入ることになりました。
施設では、洗濯もできて、毎日三食のご飯が食べられる環境に感動したといいます。
やす子さんは「三食しっかり食べられる世界があるんだ」と話しています。
その言葉に、どれだけ過酷な環境にいたのかが伝わりますよね。
その代わり、不自由なこともありました。
お小遣いが限られていて、好きなものを買えなかったり、テレビやパソコンの順番待ちで自由がきかなかったり。
それでも、施設で過ごした日々がやす子さんをたくましくしたのは間違いありません。
高校時代にうけたイジメ
そして3つ目は、高校時代に受けた壮絶ないじめです。
きっかけは、やす子さんの何気ないひと言だったそうです。
その日を境に、三年間誰からも仲間に入れてもらえず、昼食は一人でトイレで食べる日々。
休み時間は図書館で過ごしていました。
普通なら耐えられずに学校を辞めてしまうかもしれません。
でも、やす子さんは逃げずに高校を卒業。
その強さに、ただただ頭が下がりますよね。
やす子さんの笑顔に隠された真実
テレビで見せるやす子さんの笑顔。
その明るさの裏には、どんな思いが込められているのでしょうか。
それは、壮絶な過去を乗り越えて、たくましく生きる力を手に入れたからこそ生まれた笑顔だと思います。
自分が困難を経験したからこそ、人を励ます言葉にも重みがあり、優しさにも深みが出るのではないでしょうか?
やす子さんの背景を知ると、その一言一言に説得力を感じます。
2024年には、24時間テレビのチャリティーランナーにも選ばれました。
そのときには「偽善者」といった心ない声もあったそうですが、やす子さんは「批判されるのも注目されている証拠。だからこそ自分の思いをしっかり伝えたい」ときっぱりとアンチの声も跳ねのけました。
「自分が育った児童養護施設の現状を知ってほしい。そして、そこにいる子どもたちの暮らしが少しでも豊かになってほしい」
その信念は、どんな言葉にも揺るぎませんでした。
やす子さんの強い芯や、逆境を跳ね返す力は、過去の経験が育てたものなんですね。
今では、テレビで見ない日はないほどの人気者になったやす子さん。
あの明るい笑顔の裏に、こんなに深いストーリーが隠されていたことに驚きます。
やす子さんを知れば知るほど、その笑顔がますます輝いて見えてきませんか?
やす子さんの将来の夢とは?
やす子さんの将来の夢は、「35歳までに子ども食堂を開くこと」だそうです。
幼い頃、食べ物に困っていたときに子ども食堂に助けられた経験があるそうで、「同じようにお腹を空かせている子どもたちに、いっぱいご飯を食べてもらいたい」と話しています。
その想いを語るやす子さんの姿には、本当に胸を打たれますよね。
さらに、「アンパンマンみたいになりたい」という言葉も印象的です。
お腹をすかせていた子ども時代、アンパンマンが自分の顔を差し出してくれる姿に救われたそうなんです。
辛い経験をしてきたからこそ生まれた夢だと思うと、応援したくなりますね。
もう一つの夢は、ペットの保護施設を作ること。
ただ、こちらは莫大な費用がかかるため、すでに保護活動をしている坂上忍さんに相談したところ、
かなりハードルが高いことが分かったそうです。
それでも諦めるつもりはなく、計画を見直しながら進めていくとのことでした。
ペット保護施設の実現は少し先になるかもしれませんが、35歳までに子ども食堂を開くという具体的な目標を立てていたら、きっと叶えられるはずです。
やす子さんのまっすぐな人柄なら、多くの人が手を差し伸べてくれるでしょう。
これからも、やす子さんの夢が一つずつ叶っていくのを見守りたいですね!
コメント